水とお肌の気になる関係

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1.水を飲むと肌きれいになれるというのは本当でしょうか?

水を飲むと体が潤うとか、体の毒素が出てきれいになるということをいう人がいます。
水をたくさん飲んで半身浴などで汗をかくと毛穴に貯まった汚れが出るという人もいます。

残念ながらこれらは真実ではありません。
汗から毒素が出るわけではありません。
汗は主として体温調節の役割を果たしています。
およそ99%が水で、後はナトリウムなどの塩化物や尿素などから出来ています。
サウナでかく汗と運動でかく汗のかきかたや汗の状態、臭いなどが違うことから、有害物質を排出できると信じられているようですが、これには科学的な根拠はありません。

また、毛穴にあるのは皮脂腺で汗が出る汗腺とは別のものです。汗をかいたからといって皮脂腺からも液体が分泌されるわけではないのです。

また、肌の代謝と水分代謝を混同している人もいます。
肌の代謝はターンオーバーのことです。私たちの表皮細胞が生まれ変わるのは20代で約4週間ですが、40代になると6週間ほどになるといわれています。
ターンオーバーが悪くなる原因は成長ホルモンが減ること(加齢)や血行不良によるもので水とは関係がありません。
水代謝は飲み水、食事から摂取する水分量と、汗や尿として排出される水分量のバランスです。
水代謝が悪いとむくみが出たりするのですが、直接肌に影響はありません。

2.水をたくさん飲めば汗が出るのでしょうか?

汗をあまりかかなくて代謝が悪いタイプだから水をたくさん飲んで汗をかくようにいわれたという人がいます。

これも間違っています。
私たちが水分を排出する方法は汗、尿、便ですが、役割が異なります。余分な水分を排出するのは尿です。
汗は体温調整の役目があります。暑い時は水分を取っていても取っていなくても汗が出てきますよね。
また、宴会などでビールをたくさん飲んだ人が頻繁にお手洗いへ行くと、ビール(水分)の飲みすぎだと思うのではないでしょうか。
汗をかくためには、水分をたくさん飲むより運動などで汗をかく訓練をして汗腺を活性化させるとよいでしょう。

3.水を飲むことってどうなの

水を飲むことは美容上の効果というのは特に考えなくていいと思います。
では、何のために水を飲むのだろうと思う方もいるでしょう。
水分は多くとりすぎると排泄しきれなくなってむくみや冷えの原因になりますし、胃液が薄まって胃もたれなどの原因になります。しかし、少なすぎると脱水症になってしまいます。
健康のために適量の水を飲むと、食物の消化を助けたり、血液の流れをよくする、便秘の予防・解消などの効果が考えられます。
成人の場合、食事から摂取する水分とあわせ1日に2~2.5リットルの水分摂取が適量だとされています。

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